夏のお仕事 ~遊歩道整備プロジェクト~

森林公園くつきの森の広さは、約150ha。

ここには、車で通れる道、歩く道、登山道、等々たくさんの道があります。

その一方で、「かつては使われていたけれど、現在は使われていない道」も各所に残されています。まだ人が通れる道もありますが、木が倒れていたり、崩れていたり、草の海に埋もれて、たどれなくなった道もあります。

※そうした道は、非常に危ないので、いまは通らないでくださいね 。園内の道の状況については、くつきの森のスタッフにご確認ください。

 

くつきの森では、現在、「そうした道のひとつを、やまのこ事業で子どもたちに通ってもらえる遊歩道にしよう!」というプロジェクトを現在進めています。

倒木を処理して道を開いています

倒木を処理して道を拓いています

夏の行事の合間を縫って、台風や大雪の影響で倒れた木を切ったり、崩れた崖を直したり。少しずつですが作業を進めています。

くつきの森の敷地の中では、むかし、山間に水田が拓かれた場所に、スギが植えられているところも少なくありません。このようなところでは、安心して通れる道を作るために、スギの木を伐採して、それを木の橋として使うことにしました。こうすれば、ジメジメした田んぼ跡や川を一気にまたいでいくことができます。

木道を設置中

現場担当はwさん。重機やチェーンソーもまるで自分の手のように操り、木を倒し、縦方向に削って歩行面を作り、それを森の中で道になるように並べていきます。

ユンボでくい打ち

 

新しい木道

チェーンソーは木の幹を横方向に切るのは得意なのですが、長い縦方向をまっすぐに切るのはなかなか大変なのです。

削ってならべた木は、離れていかないように「かすがい」で固定。

「かすがい」を使って並べた木が離れないようにします

 

木道の先は、一転して川沿いの狭い道になります。

木道の終わり

このルートは、ここからのからみ谷沿いを進むルートをどうするかが目下の課題です。

狭い道幅、崩れた崖、崖から生えている木の根っこたち。小さな沢を渡る場所もあります。川面からの高さもあるので、修復はなかなか一筋縄ではいかなそうな感じ。ですが、もしここが整備されたら、きっと良い道になってくれることは間違いないでしょう。ここを通る人たちの笑顔を想像しながら、がんばって整備していきます。

川沿いの道は

道は荒れています

沢を渡る道

崖沿いの道をしばらく進むと、植林されたスギ林の中の道に変わります。ここでは、wさんが再び重機を操って作業をされていました。

ただいま作業中

重機ふたたび

この道が、早くみんなで通れるようになったら、良いですね!